新企画・2020上半期インディーズバンドランキング


先日、こちらの記事(https://speranza.news/2020/07/03/ranking/ )でもアナウンスしていた2020年上半期のインディーズバンドランキングの結果が出たので、今回の記事ではその結果をまとめようと思います。

まず、全体の印象としては、結構ジャンルがばらけたな、という感じがします。元々、インディーズバンドを対象としたニュースメディアとしてやってきたわけですが、自分としては当初、「なんだかんだ万人ウケするポップス、パンクあたりが上位を占めるのかな」と思っていました。しかし、ふたを開けてみると必ずしも今風でないジャンルのバンドが強く支持を受けていたり、テレビでは絶対出てこないような変化球のようなバンドも伸びていたりしました。やはりインディーズバンドなので、このあたりは純粋にバンドの実力が出るのだな、と思います。

あとは、元々のアーティストのフォロワー数と、ポイント数(再生回数、いいね、リツイートの合計)が必ずしも連動していないところとかが興味深いです。ポイントの付け方からして、フォロワーが元々多いアーティストが圧倒的に有利になってしまうかな、ということを危惧していたのですが、結果としては全くそうはなりませんでした。もちろん、インディーズのアーティストとしてはSNSのフォロワーを伸ばして知名度を上げていくことも重要だとは思いますが、それがそのまま人気の向上に直結するわけではないというのは、各アーティスト気にとめておいた方がいいのかもしれません。

それでは、以下、ランキングをまとめていきます!

なお、今回こちらでまとめなかったアーティストについても、Twitter、Instagram、Facebookでまとめておりますので、最近のインディーズバンド事情が気になる人はこの記事の末尾に記載した各種SNSアカウントをチェックしてみて下さい!

1位 unleash


90年代、00年代のラルク、GLAY、Jannneあたりの音楽性を彷彿とさせる京都発、5人組ロックバンドの「unleash」(アンリーシュ)が今期のランキング1位となりました。
どちらかというとロキノン系の邦ロックの紹介が多い当メディアでunleashが高い評価を受けたことは意外でしたが、逆にいうと、アウェーでも評価されるくらいのクオリティを持っているということかと思います。こちらは普段V系などはあまり聴かない方でもチェックしてみる価値はあるのではないでしょうか。
元記事:https://speranza.news/2020/04/11/unleash/

unleash「Unveil」

2位 しらぬい


2位は、岐阜発、3ピースロックオルタナティブロックバンドの「しらぬい」です。最初、「hikari」を聴いたときはいきなりVo/Gt.のタッピングが始まって面食らいましたが(笑)、全体を通してオリジナリティあふれる1曲だと思います。今回リリースしたE.Pはまだ1stで、かつSNS的にはtwitterフォロワー2000名程度という中で圧倒的なポイントを得ており、多くのリスナーの心を掴んでいることが伺えます。おそらくすぐ売れるのではないでしょうか。
元記事:https://speranza.news/2020/03/06/shiranui/

しらぬい「Hikari」

3位 南無阿部陀仏


3位は、記事のリリース当時は現役高校生だった青春パンクバンド「南無阿部陀仏」(なむあべだぶつ)です。ジョージロック、TEENS ROCK FESTIVAL、未確認フェスティバルでは既に頭角を現しており、「若者よ、耳を貸せ」は、インディーズ活動支援サイト「Eggs 」にて、デイリー&ウィークリー再生回数No.1を獲得するなど、とにかく勢いが凄まじいバンドです。
元記事一覧:https://speranza.news/tag/%e5%8d%97%e7%84%a1%e9%98%bf%e9%83%a8%e9%99%80%e4%bb%8f/

南無阿部陀仏「若者よ、耳を貸せ」

4位 フィルフリーク


4位は、3月11日に初の全国流通盤となる7曲入り1st mini album『Reverse Youth』をリリースした5人組男女混合ピアノロックバンドの「フィルフリーク」です。新型コロナウィルスの影響がなければ今年のフェスなどでも見ることができるはずだった大型新人なので、今のうちにチェックしておくことをオススメします。
元記事:https://speranza.news/2020/03/13/phillfreak/

フィルフリーク「サイドストーリー」

5位 Fafrotskies


5位は総勢8名で活動を行うビックバンドの「Fafrotskies」(ファフロツキーズ )です。メンバー全員が仕事や家庭を持ちながら活動を行う新スタイルのバンドですが、多くの支持を集めています。
元記事:https://speranza.news/2020/01/04/fafrotskies/

Fafrotskies「 不滅のマーチ 」

6位 Ochunism


6位は、4月22日より初の全国流通盤である1st Full Album『Gate of Ochunism』の配信を開始した、大阪を中心に活動するジャンル不特定6人組バンド、「Ochunism」(オチュニズム)です。2019年4月に結成され、メンバー全員21歳の現役大学生ながら、2019年に行われた学生バンド日本1位を決める「Next Age Music Award2019」でグランプリを獲得するなど、勢いのあるバンドです。歌唱力抜群で、MVリリースされた「rainy」はクオリティの高い仕上がりになっているので、ぜひチェックしてみて下さい。
元記事:https://speranza.news/2020/04/30/ochunism/

Ochunism「rainy」

7位 TRUE HONEY LAND


7位は、メンバー全員がVo./Choを担当するポップロックバンド、「TRUE HONEY LAND」です。3月12日に3rd single としてセルフカバー配信した『プレゼント』は、ドラマの主題歌でも使えそうな正統派ポップスに仕上がっており、TRUE HONEY LANDの人気曲の一つとなっています。
元記事:https://speranza.news/2020/04/01/true-honey-land/

TRUE HONEY LAND「プレゼント」

8位 Parallel Life


8位は、東京都内を中心に活動する3ピースロックバンドの「Parallel Life」(パラレルライフ)です。今回取り上げたMVは今年1月29日にリリースされた1st Singleの『Starlight』ですが、pigstarの「グライド」を彷彿とさせるまっすぐなメロディーとなっています。5月5日に2nd Single『DEFINITION』がリリースされ、こちらのMVは今後リリースされるとのことですが、はやくもリリースが待ち遠しいです。
元記事:https://speranza.news/2020/05/12/parallel-life/

Parallel Life「Starlight」

9位 古墳シスターズ


9位は、4月1日に初の全国流通盤full album『スチューデント』をリリースした、香川県高松市を拠点に活動する4ピース青春パンクバンド「古墳シスターズ」(コフンシスターズ)です。「平成最後の青春パンク」へと成長し、地元香川県では「潮騒ロック」というイベントも主催しており、昨年行われた無料フェス「SHIOSAI ROCK FESTIVAL 2019」を成功させるなど、多くのリスナーの支持を集めています。
元記事:https://speranza.news/2020/03/18/kofun-sisters/

古墳シスターズ「スチューデント」

10位 ネコノ欠伸


10位は大阪発、オルタナティブギターロックバンドの「ネコノ欠伸」です。メタル調の縦ノリバックミュージックに、力強い女性ボーカルが特徴のバンドです。元々アメリカ村BEYONDで開催予定だった2nd Single『DANNY』のレコ発が、9月24日に延期されたそうなので、こちらも要チェックです。
元記事:https://speranza.news/2020/03/22/nekonoakubi/

ネコノ欠伸「スリープレス・ワールド」

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